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ハーブ植物図鑑 ウォールジャーマンダー

ハーブのアイコン学 名:Teucrium chamaedrys(テウクリウム カマエドリス)
ハーブのアイコン科 目:Labiatae(シソ科テウクリウム/ニガクサ属)
ハーブのアイコン原産地:ヨーロッパ、西アジア

ウォールジャーマンダーは、高さ30〜50cmになる常緑亜低木です。株元から分枝する茎は四角く、光沢のある葉は長さ1〜2cmの楕円形または倒卵形で、緑に浅い切れ込みがあり、こすると刺激のある香りを放ちます。7〜8月に咲く花は、直径7mmほどの唇形で、紫桃色または淡紅色です。園芸品種には、地下茎が四方に伸び、直径30cm以上に大きく広がる矮性種の‘プロストラツム'があり、日本ではこれがもっとも普及しています。

芳香のある葉は、リキュールやヴェルモットの風味づけに使われるだけでなく、ハーブティーに利用され、咳止めや食欲増進、利尿、強壮などの薬効が知られているほか、乾燥させた葉には防虫効果もあることから、衣類の虫除けにも利用されています。さらに、花や葉がかわいらしく、ノットガーデンの縁取りや切り花にも最適です。

ヨーロッパではギリシャ時代から重用されていたと伝えられ、神聖ローマ帝国の皇帝の痛風を、このハーブで治したという逸話も残されています。ただし、肝臓障害を起こすことがあるともいわれているので、多量の摂取は避けましょう。



ウォールジャーマンダーの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★☆☆☆☆)
耐寒性・耐暑性ともにすぐれ、育てやすいハーブです。乾燥に強く、やせた土を好むので、水やりや施肥はほとんど必要ありません。 長い地下茎を伸ばし、地上部も四方に広がるため、地植えにするのが一般的です。苗の植えつけ適期は4〜5月。根鉢を軽くほぐして傷んだ根を切り取り、株間を15〜25cmとって植えつけましょう。また、風で苗が揺れると根づきが悪くなります。根元の土を押さえて固定し、たっぷりと水を与えましょう。
ハーブ小アイコン生育温度
適温は15〜25℃。寒さに極めて強く、−30℃程度でも越冬します。また、暑さにも強いので、夏越しも問題ありません。
ハーブ小アイコン手入れ
花つきをよくするため、花後は花がらをこまめに摘み取りましょう。
ハーブ小アイコン日照
日向を好みます。年間を通して十分日光が当たる場所で育てましょう。
ハーブ小アイコン水やり
水やりは必要ありません。乾いた環境を好み、湿気が多いと根腐れを起こしやすくなります。
ハーブ小アイコン
水はけのよい土を好みます。赤玉土7、腐葉土3の割合で混合したものがよいでしょう。
ハーブ小アイコン肥料
肥料を与えなくてもよく育つ植物なので、施肥はとくに必要ありません。
ハーブ小アイコン植えかえ
植えかえの必要はとくにありません。
ハーブ小アイコン収穫時期
葉や花を乾燥させて利用する際は、7〜8月の晴れた日に茎ごと刈り取り、室内で逆さに吊るし、よく乾かしてから摘み取りましょう。なお、生の葉や花はサラダなどに利用できます。

ウォールジャーマンダーの殖やし方

実生でも殖やせますが、開花まで数年かかるので、株分けや挿し木で殖やすほうが簡単です。株分けの適期は4月。根をつけて刃物で株を切り分け、定植用土に植えつけましょう。
挿し木の適期は6月。芽先を長さ10〜15cm切り取り、下葉を取り除いて切り口を半日ほど水につけ、小粒の赤玉土または川砂に斜めに挿します。日陰で管理し、2〜3週間で発根したあとは、薄めた液体肥料を2週間に1回与え、新芽が伸びてきたら定植します。


ウォールジャーマンダーの病気対策と害虫防止

◎病気や害虫の心配は、とくにありません。

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