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ハーブ植物図鑑 エニシダ

ハーブのアイコン学 名:Cytisus scoparius(キティスス スコパリウス)
ハーブのアイコン科 目:Leguminosae(マメ科エニシダ属)
ハーブのアイコン原産地:地中海沿岸

緑色の細い枝を伸ばすエニシダ(キティスス・スコパリウス)は、初夏に黄色い蝶のような花を咲かせます。ハーブの本場であるヨーロッパでは、花から抽出したエッセンシャルオイルが、マッサージやバスオイルとして、アロマテラピーに利用されているほか、ハーブ愛好家のあいだで、花のついた枝先部分が黄色の染料として用いられているようです。

エニシダには、赤いぼかしが入ったホホベニエニシダ(キティスス・スコパリウス‘アンドレアヌス’)をはじめ、薄い黄色と桃色の花を咲かせるキティスス‘ゼーランディア’、紅色の花を咲かせるキティスス‘プルプリウス’、濃い赤色の花を咲かせるキティスス‘ウインドレシャム・ルービー’などの品種がありますが、樹形が小ぶりのヒトツバエニシダ(ゲニスタ・ティンクトリア)は、耐寒性の弱い別の植物です。



エニシダの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
丈夫で順応性があるので栽培は容易で、鉢植えでも地植えでもよく育ちます。 鉢植えの場合は種子から栽培するのが一般的。種まき時期は3〜4月あるいは9〜10月で、大きな鉢に1〜2粒ずつ点まきし、種子がかろうじて隠れる程度に覆土を行ったら、上から軽く押さえ、その後、たっぷりと水をやりましょう。発芽までの1〜2週間は半日陰に置き、表土が乾かないように注意するとともに、雨に当てないことが大切です。発芽後は日向に出し、本葉がしっかりしてくるこまでに間引いて1本に絞り込みましょう。 地植えの場合は通常、苗を移植して生育します。適期は3〜4月あるいは9〜10月で、根鉢をくずさないように苗をポットから抜き取り、大きめに掘った穴に植えつけ、株元の土を盛りあげる土寄せが必要です。その後、たっぷりと水を与え、根が定着するまでの1週間ほど、日除けを施します。
ハーブ小アイコン生育温度
生育適温は30℃以下。寒さに強く、関東以西では戸外でも冬越しできます。
ハーブ小アイコン手入れ
生育が旺盛で枝がすぐに伸びるので、風などで倒れないように、植えつけの際には支柱を立てたほうがよいでしょう。また。毎年花後に整枝して、枝が伸びすぎるのを防ぐことも重要。その際、すべての枝を一律に刈り込まず、込み合っている部分を間引き、自然な樹形を保つようにしましょう。
ハーブ小アイコン日照
年間を通して日当たりのよい場所で育てれば、花つきがよくなります。
ハーブ小アイコン水やり
乾燥ぎみの土地を好むので、地植えの場合は、とくに水やりをする必要はありません。 鉢植えの場合は、表土が白っぽく乾燥したらたっぷりと水やりします。ただし、水分の与えすぎは根腐れの原因になるので、注意しましょう。
ハーブ小アイコン
水はけのよう、やや酸性の土を好みます。地植えの場合は石灰質を含まない乾いた場所を選び、水はけがあまりよくなければ、砂を混ぜ込むとよいでしょう。鉢植えの場合は赤玉土7、腐葉土3の割合の用土を使用し、鉢底にゴロ土かパーラトを入れて排水性をよくします。
ハーブ小アイコン肥料
鉢植えでは、2〜7月、9〜11月にかけて、2週間に1回、1000倍に薄めた液体肥料を与え、地植えでは、2〜3月に窒素分の少ない化成肥料を少量施します。いずれも花つきをよくするためのもので、多肥は禁物です。
ハーブ小アイコン植えかえ
鉢植えの場合はあらかじめ大きな鉢で栽培し、根が詰まったときはふたまわり大きなものに植えかえます。根が傷つきやすいので、慎重に行いましょう。地植えの場合はとくに植えかえの必要はありません。
ハーブ小アイコン収穫時期
花を染料として使用する場合は、必要に応じて摘み取ります。摘み取る分量の目安は、染めるものと同じ重さから2倍程度。媒染に酢酸クロムやヨウを用いるときれいに発色します。また、花の盛りである4〜5月には、小枝を収穫して花瓶に生けてもよいでしょう。

エニシダの殖やし方

実生または挿し木で用意に殖やすことができ、いずれも3〜4年で花をつけます。挿し木は3〜4月ごろに行いましょう。


エニシダの病気対策と害虫防止

◎葉を食い荒らすコガネムシ類が5〜8月に発生することがあります。被害が見られたら、早朝に木を揺すり、落ちてきた虫を捕まえて処分しましょう。予防としては、用土の中の幼虫を捕殺するほか、有機質肥料を控えることで多発を避けることが必要です。

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