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ハーブ植物図鑑 カモミール(カミツレ)

ハーブのアイコン学 名:Matricaria hamomilla L.(マトリカリア カミルレ)
ハーブのアイコン科 目:Compositae(キク科シカギク属)
ハーブのアイコン原産地:ユーラシア寒帯〜温帯

カモミールは古代エジプト時代から用いられ、ヨーロッパで煎じ薬といえばこれを連想するほどよく知られた薬草です。変わった響きのある和名「カミツレ」は「カミルレ」に「加密列」などと当てたのを読み誤ったところから生じました。
いちばんよく知られているのは一年草のジャーマン種で、春の終わりから初夏にかけて、りんごに似た甘酸っぱい香りのする白い花を咲かせます。生長するにつれ、花の中心の黄色い部分が盛り上がり、白い花弁が下向きにそり返る性質があります。ハーブティーにして飲むのはこの花です。ほかに、多年草のローマン種、花弁が黄色く染色に利用されるダイヤーズ種などがあります。
鎮静、鎮痛、解熱、消化促進などの作用があり、不眠症や貧血、風邪の初期症状などを緩和します。花を煮出して作った入浴剤は筋肉痛や疲労をほぐし、肌荒れやリウマチにも効果があります。その薬効はきわめて高く、病気の植物のそばに植えると治ってしまうほどです。また、アブラムシ以外の害虫は寄せつけないので、他の植物と一緒に植えると、使う農薬の量を減らすこともできます。



カモミール(カミツレ)の栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
ハーブというのは元来丈夫なものですが、カモミールもその例にもれません。ただ、暑さと乾燥には弱く、アブラムシがつきやすい点には注意が必要です。日当たり、風通し、水はけのよい場所に植えましょう。
ハーブ小アイコン生育温度
寒さには強いので、0〜20℃の環境なら比較的簡単に育てられます。
ハーブ小アイコン手入れ
葉が密集すると、病気の原因になるので、間引きをして風通しをよくします。
ハーブ小アイコン日照
年間を通して日当たりのよいことが第一条件ですが、暑さと乾燥に弱いので、夏は直射日光を避けましょう。
ハーブ小アイコン水やり
7〜8月は1日に1〜2度は水やりをします。逆に、梅雨の時期や株がしっかりしてからは与えすぎに注意します。
ハーブ小アイコン
種まき用土はバーミキュライトとピートモスの混合土を使います。鉢植えの場合は、赤玉土70%に堆肥か腐葉土30%の混合土。ここに大さじ一杯の苦土石灰を混ぜます。
ハーブ小アイコン肥料
4〜5月、気温の上昇とともに生長が早まるので、随時追肥をしていきます。葉が黄色くなってきたら、窒素分の少ない緩効性化成肥料を小さじ1杯、根元から離して与えます。4〜5月と9〜10月の種まき、植えつけ、植えかえの時期には置肥をします。
ハーブ小アイコン植えかえ
ジャーマン・カモミールは一年草なので、基本的に植えかえは必要ありません。ただし、苗床まきの場合は、小株が6〜7cmまで生長してから鉢に植えかえる作業をします。定植する場合は水はけのよう場所を選び、株と株の間隔を十分にとって元肥します。
ハーブ小アイコン収穫時期
花を咲かせる3〜6月に収穫をしましょう。花の部分だけをていねいに摘んで、風通しのよい暗い場所で乾燥させて利用します。

カモミール(カミツレ)の殖やし方

春から初夏にかけて、花が咲いたらどんどん摘んでいきます。摘めば摘むほど分枝して、多くの花をつけていきます。また、こぼれ種が自然に発芽してくるので、開花が終わっても、1〜2本残しておきましょう。


カモミール(カミツレ)の病気対策と害虫防止

◎気をつけるべき害虫はアブラムシだけです。多発するのは新葉とつぼみで、窒素肥料の与えすぎや密植が原因となります。風通しのよい場所に植え、発芽したら、込み合ったところを間引きしながら育てましょう。発生した場合は、専用の薬剤で簡単に除去できます。

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