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ハーブ植物図鑑 サフラン

ハーブのアイコン学 名:Crocus sativus L.(クロクス サティウス)
ハーブのアイコン科 目:Iridaceae(アヤメ科サフラン属)
ハーブのアイコン原産地:ヨーロッパ南部、小アジア

サフランは古くから利用されてきたハーブで、ギリシャのクレタ島に残された紀元前15世紀ごろの壁画に、すでに登場しています。日本には江戸時代後期に伝わりましたが、本格的な栽培が始まったのは明治時代に入ってからのことなので、栽培の歴史は浅いといえるでしょう。
秋植え球根の多年草で、草丈は7〜15cm。葉は松葉状で、秋から冬にかけてクロッカスに似た薄紫の花を咲かせます。花は6花弁で、中心に黄色い雄しべと、赤い雌しべが3本ずつついており、雌しべを乾燥させたものをいわゆる「サフラン」として、香りづけや色づけに利用します。1つの花からとれる量はきわめて少なく、1g採取するのに30株以上が必要といわれる、高価なハーブです。なかでも、スペインのバレンシア地方産のものが良質とされています。
乾燥した雌しべは、パエリヤやブイヤベースなどの料理に香料や色素として利用されるほか、ティーや染色にも使われます。また、胃薬や風邪薬としての効果も期待できます。ただし、妊娠中の摂取は避けましょう。



サフランの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
丈夫で育てやすい植物です。日当たりと水はけがよければ、植えつけ場所もあまり選びません。鉢植え、庭植え、水耕栽培とさまざまな栽培形式が可能ですが、土植えのものがいちばん大きな花を咲かせます。
ハーブ小アイコン生育温度
5〜15℃が適温です。夏場の休眠期は、高温多湿が続くと球根が腐ってしまうので、風通しのよい涼しい場所で管理しましょう。
ハーブ小アイコン手入れ
5月に葉の先が黄変したら球根を堀りあげ、古い根や枯れ葉を取り除いてから、風通しのよい場所で乾燥保存しましょう。また、雄しべと雌しべは水にぬれると風味が落ちるので、開花時期には雨が当たらないように注意しましょう。
ハーブ小アイコン日照
日照が足りないと花つきが悪くなります。1年を通して日当たりのよい場所で栽培しましょう。
ハーブ小アイコン水やり
球根を植えつけたあとの9〜12月は、鉢土が乾いたらたっぷりと水を与えます。1〜5月は、水やりを少なめにして、鉢全体を乾燥ぎみにしておきましょう。6〜8月には、水やりを中止して球根を乾燥保存します。
ハーブ小アイコン
有機質に富んだ水はけのよい土がよいでしょう。赤玉土7、腐葉土3の割合で配合した用土が適しています。
ハーブ小アイコン肥料
元肥は鶏ふんなどの有機質肥料をひとつかみ施します。2〜3月には、緩効性肥料を株の根元に置肥して球根を肥大させましょう。
ハーブ小アイコン植えかえ
乾燥保存した球根を9月に植えつけます。球根と球根の間隔を12cm以上あけて、10cmほどの深さに植えましょう。鉢植えの場合は、5号鉢に3球を目安とし、中央に寄せて植えつけましょう。
ハーブ小アイコン収穫時期
雌しべを採取するので、開花時期の10〜12月が収穫時期となります。3本に分かれた雌しべを抜き取り、日陰で乾燥させ、風味が落ちないように、びんなどに保存しましょう。

サフランの殖やし方

分球で簡単に殖やせます。5月、葉が黄色くなったころに球根を掘りだせば、子球が2〜3個できているので、そのなかの大きめのものを取りだしましよう。


サフランの病気対策と害虫防止

◎暑い時期にネダニが発生することがあります。被害にあった球根を取り除き、ネダニ防止剤を散布しましょう。土にもひそんでいることがあるので、用土を新しくするもの有効です。

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