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ハーブ植物図鑑 ナスタチウム

ハーブのアイコン学 名:Tropaeolum majus L.(トロパエオルム マユス)
ハーブのアイコン科 目:Tropaeolaceae(ノウゼンハレン科ウゼンハレン属)
ハーブのアイコン原産地:ペルー・コロンビアのアンデス山脈、ブラジル

ナスタチウム(トロパエオルム・マユス)は、つる性の茎に丸く扁平な葉と直径5〜6cmの花をつける一年草です。ペルーで発見させた原種がイギリスに運ばれ、日本には江戸時代末期に伝わりました。
当初は観賞用の花として、ノウゼンハレンやキンレンカの名で親しまれてきましたが、戦後、ビタミンCやミネラルを豊富に含む葉や花が食用とされ始めます。葉や花にはクレソンに似た香りと辛みがあり、現在でも、そのままサラダに利用されるほか、刻んでサンドイッチの具に用いられています。

ナスタチウムは、赤や黄色、オレンジ色と鮮やかな花色が遠目にもよく映え、ハンギングバスケットやコンテナの寄せ植え用など、ガーデニングの花材としても人気です。また、近縁種の球根キンレンカ(トロパエオルム・ツベロスム)の原産地、ボリビアやペルーでは、肥大した塊根をマシューアと呼び、食用植物として栽培されています。



ナスタチウムの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
購入した苗の定植は、4月中旬〜5月下旬が最適です。根をくずさないようにビニールポットから抜き、株間を20mぐらいあけてコンテナに植えましょう。さらに、覆土を行い株元が隠れるように植えつけます。ハンギングバスケットで育てる場合は、大きめの鉢に3株ぐらいが目安です。定植後はたっぷりと水を与え、1週間ほど半日陰に置いてから、日向に移します。 株の生長が早いときには、根鉢をくずさないように気をつけながら、ひとまわり大きなコンテナに移しかえるとよいでしょう。
ハーブ小アイコン生育温度
生育適温は12〜23℃で、風通しのよい場所を好みますが、極端な暑さ寒さには弱いので、対策が必要です。猛暑の夏越しは半日陰で、晩秋から早春にかけての冬越しは日当たりのよい室内で管理します。 生育に適する場所が季節によって異なるので、コンテナやハンギングバスケットの置き場所には注意しましょう。
ハーブ小アイコン手入れ
本葉が4枚になったら茎の先端を切り取って脇芽を出します。
ハーブ小アイコン日照
日当たりのよい場所を好みます。ただし、8月上旬〜9月中旬にかけては半日陰や風通しのよい室内で育てます。猛暑が去ったら、再び屋外の日向に戻しましょう。11月になったら室内に鉢を取り込み、3月下旬まで室内の日向で管理します。
ハーブ小アイコン水やり
水をやりすぎると、発芽しなかったり、葉ばかり大きくなって、花つきが悪くなることがあります。鉢土の表面が乾いてから、たっぷりと水を与えましょう。
ハーブ小アイコン
水はけと水もちを兼ね備えた土を好みます。赤玉土6、腐葉土4の割合で混合したものがおすすめです。古い用土を再利用する場合は病気の発生を防ぐため、消毒が必要となります。
ハーブ小アイコン肥料
4月中旬〜5月下旬の植えつけ時に元肥として、骨粉が骨粉入りの油かすを用土に少量混ぜます。追肥は9月中旬〜10月中旬、骨粉やハイポネックスなどの1000倍液肥を2週間に1回与えます。窒素成分の多い肥料は、葉をよく繁殖させますが、花つきが悪くなるので、リン酸やカリウムの多い緩効性肥料や液肥を与えるとよいでしょう。
ハーブ小アイコン植えかえ
春や秋に種をまく一年草として栽培するので、植えかえは必要ありません。
ハーブ小アイコン収穫時期
花は花期に、葉は必要に応じて随時、収穫することができます。

ナスタチウムの殖やし方

こぼれた種子からも繁殖するほど発芽力が旺盛ですが、種子は硬い殻で覆われているので、一晩水に浸してから直まきします。実生以外にも、挿し木で殖やすことができます。挿し木は6〜7月か9〜10月に行いましょう。


ナスタチウムの病気対策と害虫防止

◎高温多湿になると、株がむれて、立ち枯れ病が発生することがあります。この時期をさけて、必ず清潔な用土に種をまきましょう。
◎気温が上昇してくると、害虫が発生するので、早めに駆除しましょう。ナメクジは鉢の裏側にひそんでいるので、茎や葉が食害されているのを見つけたら、鉢のすみずみまでチェックする必要があります。
◎葉に白っぽい斑点があらわれたら、ハダニの仕業です。ひどくなると葉が茶色に変色し、枯れてしまいます。空気が乾燥すると発生しやすくなるので、葉の裏側にこまめに水を吹きかけましょう。

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