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ハーブ植物図鑑 ヒソップ

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ハーブのアイコン学 名:Hyssopus officinalis L.(ヒソプス オフィキナリス)
ハーブのアイコン科 目:Labiatae(シソ科ヒソプス属)
ハーブのアイコン原産地:ヨーロッパ南部・東部

葉にハッカのような芳香があり、その形がヤナギの葉に似ていることから、和名でヤナギハッカとも呼ばれるヒソップは、旧約聖書にも登場する歴史あるハーブです。名はヘブライ語で「聖なるハーブ」を意味し、血液を浄化する効果をもつ薬草として、古代から重用されてきました。また、中世ヨーロッパでは虫除けのため、この葉を床にまいたともいわれています。

地中海沿岸に多く自生する多年草で、草丈は45〜60cm。直立する茎は木質化してよく分枝し、株は直径60〜100cmほどに広がります。対生する緑色の葉は、長さ2.5cmほどの披針形で、温暖な地域では常緑を保ちますが、寒冷地では冬に落葉するのが特徴です。6〜9月には、紫青色や白、ときにピンクの花色をした唇形の小花がつき、穂状花序を形づくります。
花姿は清涼感があって美しく、花壇や切り花でも楽しめるハーブです。



ヒソップの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★☆☆☆☆)
耐寒性にもすぐれ、戸外でも越冬が可能で、地植えにも鉢植えにも向いています。耐暑性もありますが、高温多湿に弱いので、水を与えすぎないように注意し、梅雨時から盛夏は、枝を間引いて通気性を保つことが大切です。 種まきの適期は3月下旬〜5月、または9〜10月。種子をピートバンにばらまきし、覆土はせずに軽く種子を押さえます。発芽までの半月間は、たっぷりと水を与えて半日陰で管理しますが、上から水やりすると種子が流れるので、水を張ったバットなどにピートバンを3分の1ほど沈め、下から吸水させましょう。発芽後は、葉が重ならないよう間引きを繰り返します。

植えつけの適期は3月〜6月中旬で、本葉が4〜5枚になったころ。地植えの場合は、株間を20〜30cmとり、鉢植えの場合は、5号鉢に1本植えにします。購入した苗や鉢植えの場合は、根鉢を2〜3cmほど軽くくずしてから、定植と同じ要領で植えつけましょう。

ハーブ小アイコン生育温度
適温は15〜25℃。夏越し、冬越しは問題ありません。
ハーブ小アイコン手入れ
6月中旬〜9月上旬は、株が蒸れると枯れやすいので、込み合った部分は枝を根元から切り取って間引き、風通しをよくします。
ハーブ小アイコン日照
十分日光に当てて育てましょう。
ハーブ小アイコン水やり
多湿に弱いので、つねに乾かしぎみに保ちます。地植えの場合は、普段の水やりは必要ありませんが、7〜9月に1週間ほど晴天が続いたら、根元に水を与えましょう。鉢植えの場合は、土の表面が白く乾いてからたっぷりと水やりし、受け皿に溜まった水は、そのつど捨てるようにします。
ハーブ小アイコン
水はけがよく、アルカリ性の土を好みます。赤玉土6、腐葉土3、バーミキュライト1の割合で混合し、植えつけの1週間前に、地植えの場合には1uにつき1握り、鉢植えの場合は1鉢につきスプーン1杯を目安に、それぞれ苦土石灰を混ぜ込みましょう。
ハーブ小アイコン肥料
地植えの場合は、元肥として、1uにつきバケツ半分ほどの堆肥を施します。追肥は、5月上旬〜6月中旬に1回、1株につき3〜4粒の粒状化成肥料を、株元からやや離して置肥しましょう。鉢植えの場合は、元肥は必要ありません。追肥は、5月上旬〜6月中旬に10日に1回、1000倍に薄めた液体肥料を与えます。
ハーブ小アイコン植えかえ
地植えの場合は、とくに植えかえの必要はありませんが、鉢植えの場合は、鉢底から根が出るようになったら、ひとまわり大きな鉢に植えかえましょう。適期は4月です。
ハーブ小アイコン収穫時期
適期は6〜9月。葉を乾燥させて使う場合は、開花前に枝ごと刈り取り、日陰で逆さに吊してよく乾かします。葉や花を生のまま使う場合は、つぼみが開きかけるころ摘み取りましょう。

ヒソップの殖やし方

実生または挿し木で殖やします。ただし実生は、種子が非常に細かく採種が困難なので、新しい種子を購入するほうが手軽です。
挿し木の適期は6〜7月。その年に伸びた枝を5〜10cm切り取り、1〜2時間ほど切り口を水につけ、赤玉土または鹿沼土に挿します。たっぷりと水を与え、半日陰で管理すると、2〜3週間で発根します。そのまま1週間ほど根を生長させてから定植しましょう。


ヒソップの病気対策と害虫防止

◎病気や害虫の心配は、とくにありません。


ヒソップの効能と利用法

ヒソップは、乾燥させた葉をリキュールの香りづけや、香辛料として使うほか、葉や花のハーブティーは、風邪や喘息、消化不良に効果的です。また、防虫作用もあります。

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