 | 学 名 | :Vetiveria zezanioides(ウェティウェリア ジザニオイデス) |
 | 科 目 | :Geaminae(イネ科ウェティウェリア属) |
 | 原産地 | :東南アジア〜インド、熱帯アフリカ |
多年草のベチバーは、東南アジアからインド、熱帯アフリカにかけて分布するハーブです。根に虫除けの効果があるほか、根から採れるオイルは、石鹸や香水、菓子などの香料に使われます。
古くはハノチ島、レユニオン島、ジャワ島で、主に香油を採るために栽培されていました。現在ではインドネシア、インド、中国、ブラジルなどで栽培されており、インドでは、乾燥させた根で編んだスクリーンを濡らして家の戸口や窓にかけ、虫除けをかねて、室内を涼しくするのに利用しています。インド南部のものは良質で、輸出用の栽培も盛んです。また、根を約3mも地中に網状に這わせることから、インドやネパールでは土壌の侵食防止用にも植えられています。
草丈が2〜3mになる大型の植物で、繊維質の根茎は質感がスポンジに似ています。光沢のある葉は狭線形で、長さ30〜90cm、幅4〜10mm。葉緑が非常に鋭いので、扱うときには手を切らないよう注意しましょう。10月中旬〜12月に花が咲くこともあり、長さ30cm程度の円錐花序に紫色の小花をつけます。
根を1〜2週間浸して帰りを移したり、乾燥させたものを細かく切り、ポプリに加えて楽しんでもよいでしょう。
◆ベチバーの栽培ポイント◆
 | 栽培(難易度:★★★☆☆) |
耐暑性はあるものの、耐寒性がなく、冬期は暖かい室内で保温する必要があるため、鉢植えで育てます。多湿を好むので、年間を通して水やりを欠かさないようにしましょう。植えつけの適期は5〜10月。5号鉢に1本を目安に植えつけ、水をたっぷりと与えます。
 | 生育温度 |
適温は20〜30℃。寒さに弱く、冬越しには15〜18℃が必要です。一方、夏越しはとくに問題ありません。
 | 手入れ |
とくに必要ありません。
 | 日照 |
年間を通して、日当たりのよい場所で育てます。冬期に室内に置く際も、ガラス越しの日光に十分当てましょう。
 | 水やり |
多湿を好むため、年間を通して1〜2日おきに、たっぷりと水を与えます。
 | 土 |
水はけのよい土が適しています。赤玉土4、腐葉土4、川砂2の割合で混ぜ合わせたものがよいでしょう。
 | 肥料 |
元肥、追肥ともに必要ありません。
 | 植えかえ |
鉢に根が回ったら、株分けをかねて植えかえます。適期は5〜10月です。
◆ベチバーの殖やし方◆
根は、植えつきけから4〜6年後であれば1年中収穫が可能です。その際、葉緑で手を切られないよう注意しましょう。よく水洗いし、生のままあるいは乾燥させて利用します。
◆
ベチバーの病気対策と害虫防止◆
◎病気や害虫の心配は、とくにありません。
ボリジの種子や苗は年間を通して入手可能ですが、苗を秋に購入して移植すると、病気や害虫の心配がなく、大株に育ちます。
ベチバーが店頭に出まわることはまずないので、ハーブ園などに問い合わせるか、栽培している人に分けてもらうとよいでしょう。
種子から育てるのが面倒な場合は、鉢植えの苗を購入し、植えかえしてもよいでしょう。葉がパリッとして、株元の球茎部の色が白く、つや、てりがあるものを選びましょう。
ヒソップは年間を通して種子や苗、成株が購入できますが、店頭にはあまり出まわらないので、種苗店やハーブ専門店の通信販売を利用するとよいでしょう。