 | 学 名 | :Prostanthera Labill.(プロスタンテラ) |
 | 科 目 | :Labiatae(シソ科プロスタンテラ属) |
 | 原産地 | :オーストラリア南東部 |
プロスタンテラ属は、オーストラリア南東部に50種ほどが原生する常緑低木で、その多くがミントに似たメントール系の強い香りをもつことから、ミントブッシュと呼ばれています。
その香りの成分は葉の油点にあり、そこには殺菌効果のある揮発性オイルが豊富に含まれていて、原産地のオーストラリアでは原住民のアボリジニが、成分浸出液を頭痛や風邪の外用薬として利用していたと伝えられていますが、現在では、乾燥させた葉をポプリにするという利用法が一般的です。
日本で見られるようになったのは数年前からで、常緑性で花も美しいことから、まもなく鉢花として普及し、今では10種類以上が店頭に並ぶようになりました。それらは、まっすぐに幹を伸ばす低木状のものから、分枝する細い枝を横に伸ばすものまでさまざまで、スミレ色や青紫、ピンク、白などの花色があり、観賞にも適したハーブとして、人気は年々高くなっています。
◆ミントブッシュの栽培ポイント◆
 | 栽培(難易度:★★☆☆☆) |
耐寒性も耐暑性もあまりないので、地植えには向きません。鉢植えにして、4〜10月は戸外で、11〜3月は室内や温室で育てましょう。
植えつけの適期は9月中旬〜10月中旬。苗や成木を購入して栽培するのが一般的で、5〜6号鉢に1本を目安にします。鉢底には水はけをよくするためにゴロ土を入れ、根鉢をくずさないように植えつけ、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。植えつけ後は1週間ほど日陰に置き、徐々に日向に慣らしていきましょう。なお、収穫できるまでに育つのは1年後です。
 | 生育温度 |
適温は10〜25℃。種類によって異なりますが、越冬には−5℃以上が必要です。また、夏期は高温に当たると花もちが悪くなるので、涼しい場所で管理しましょう。
 | 手入れ |
花後すぐに剪定を行い、草丈が3分の1ほどになるように切りつめて樹姿を整えます。その他の時期の剪定は、株を弱らせるので避けましょう。
 | 日照 |
日向を好みますが、強い直射日光は苦手です。4〜6月と9月下旬〜10月は戸外の日向で育て、7月〜9月中旬は、風通しのよい半日陰で管理しましょう。冬期には室内に取り込み、明るい場所に置きます。
 | 水やり |
4〜10月は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりしましょう。乾燥を嫌うのでこの期間の水切れは禁物です。11〜3月の休眠期は3〜5日に1回を目安に水やりを控え、乾燥ぎみに保ちます。
 | 土 |
水はけのよい土が適しています。赤玉土5、腐葉土3、川砂2の割合で混合したものがよいでしょう。
 | 肥料 |
多肥を嫌うので、腐葉土を混ぜた土を用いれば、元肥はとくに必要ありません。追肥は、5月〜7月中旬と9月中旬〜11月中旬に、2週間に1回、1000倍に薄めた液体肥料を与えます。
 | 植えかえ |
生長が早いので、根づまりをふせぐために1年に1回、新しい用土に植えかえましょう。適期は5月中旬〜6月中旬です。
 | 収穫時期 |
年間を通して収穫できるので、必要に応じて葉を摘み取りましょう。天日でよく乾燥させ、ポットポプリに入れて香りを楽しんだり、煮出して風邪薬や頭痛薬として利用することもできます。
◆ミントブッシュの殖やし方◆
挿し木で殖やします。適期は6月。10〜15cmの長さに芽のついた枝を刃物で切り取り、下葉を取り除いてから切り口を半日ほど水につけておきます。水で湿らせた赤玉土に挿し、その後は半日陰で管理し、乾燥させないように水やりすると約2〜3週間で発根します。7月に入ったら小鉢に仮植えして、2週間に1回の割合で1000倍に薄めた液体肥料を施しましょう。植えつけの適期は9月中旬〜10月中旬です。
◆
ミントブッシュの病気対策と害虫防止◆
◎病気や害虫の心配は、とくにありません。
年間を通して種子や苗、成株が購入できますが、店頭にはあまり出まわらないので、種苗店やハーブ専門店の通信販売を利用するとよいでしょう。
ハーブへの関心が高まったため、どこの園芸店でも容易に手に入ります。育てるスペースに応じて立性が半匍匐性か匍匐性かを決め、枝数の多い苗を選びましょう。
園芸店で苗を購入する場合は、葉の緑色が濃い根張りのしっかりした株を選びましょう。葉が枯れたりしおれているもの、しっかり根づいていないものは避けます。
ルバーブの苗や鉢は店頭にあまり出まわらないため、春先に種子を購入して栽培します。