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ハーブ植物図鑑 メドゥスイート

ハーブのアイコン学 名:Fillipendula ulmaria Maxim.(フィリペンドゥラ ウルマリア)
ハーブのアイコン科 目:Rosaceae(バラ科シモツケソウ属)
ハーブのアイコン原産地:ヨーロッパ、西アジア、モンゴル

ヨーロッパから西アジア、モンゴルにかけての湿潤な牧草地や河川のほとりなどに自生するメドゥスイートは、バラ科の多年草で、クイーン・オブ・ザ・メドゥ(草原の女王)とも呼ばれ、和名はセイヨウナツユキソウです。葉と花にアーモンドエッセンスのような甘い香りがあり、ヨーロッパでは古くからビールなどの香りづけや、ポプリの材料として用いられてきました。
草丈は50〜100cmで、直立する茎に対生する葉は深緑色で縁に鋸歯があり、裏面には白い軟毛が密に生えています。6〜8月に、花柄の先端に小花が密集してつき、花色は乳白色です。
園芸品種としては、葉に黄色い斑紋の入ったフイリセイヨウナツユキソウや、八重咲きのヤエセイヨウナツユキソウなどが出まわっています。

家庭では乾燥させた花をハーブティーとして利用するほか、乾燥させた葉を浴槽に入れて香りを楽しむのもよいでしょう。薬効としては、消化器官や関節に働き、解熱、鎮痛などの作用があるといわれています。また、根は草木染めの染料になります。



メドゥスイートの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
耐寒性にすぐれ、耐暑性もほどほどにあるため、地植えでも鉢植えでも栽培は比較的容易です。とくに地植えの場合は植えたままでも数年間はよく生育し、繁殖力も旺盛ですが、高温期の乾燥には注意が必要です。 苗を植えつけて育てるのが一般的で、適期は3〜4月。地植えの場合は株間を20〜30cmとり、鉢植えの場合は5〜6号鉢に1株を目安に植えつけましょう。
ハーブ小アイコン生育温度
適温は15〜20℃。寒さに強く、戸外で問題なく冬越しします。一方、夏の高温乾燥期は株が弱りやすいので、涼しく夏越しさせる工夫をしましょう。
ハーブ小アイコン手入れ
収穫しない花は、花後に花がらを花穂ごと切り取り、枯れた葉もこまめに除去します。また、乾燥が激しいときは、株元を落ち葉やわらなどでマルチングして防ぎましょう。
ハーブ小アイコン日照
日向または半日陰でよく生育しますが、夏は西日を嫌うため、日向に地植えした場合は寒冷紗をかけるなどして遮光し、鉢植えの場合は半日陰で栽培しましょう。
ハーブ小アイコン水やり
湿りけのある土を好むので、7〜8月は毎日水やりをし、同時に葉水をかけてハダニを予防します。それ以外の季節は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
ハーブ小アイコン
水はけ、水もちともによい砂質土を好み、酸性土を嫌います。種まきや植えつけの2週間前までに、地植えの場合は1uにつき苦土石灰150gをすき込んで土を中和させましょう。鉢植えの場合は、赤玉土5、腐葉土3、川砂2の混合土に、苦土石灰を土10Lにつき20gほど混ぜ合わせておきましょう。
ハーブ小アイコン肥料
元肥として、地植えの場合は1uにつき200g、鉢植えの場合は5〜6号鉢で5gを目安に、緩効性化成肥料を施します。追肥はどちらも、3〜9月に月2回の割合で液肥を与えましょう。
ハーブ小アイコン植えかえ
地植えの場合は、植えかえの必要はありません。鉢植えの場合は、鉢底から根が出てきたら、ひとまわり大きい鉢に植えかえるか、株分けをしましょう。適期は10〜11月です。
ハーブ小アイコン収穫時期
花の収穫時期は6〜8月。咲き始めのものを花穂ごと摘み取り、乾燥させてから用いましょう。根は1年中採取でき、水洗いしてよく乾燥させて利用します。

メドゥスイートの殖やし方

実生または株分けで殖やします。花後に種子が熟したら花茎ごと切り取って紙袋をかぶせ、日陰に吊して採種しましょう。冷暗所で保存し、9〜10月または翌年の3月にまきます。株分けの適期は10〜11月。掘りあげた株を2〜3つに切り分け、新しい土に植えつけます。


メドゥスイートの病気対策と害虫防止

◎春から秋の乾燥期にハダニが発生することがあります。葉裏や花弁などについて養分を吸い取るので、殺ダニ剤を散布して早期に駆除しましょう。また、夏は水やり時に葉水をかけるのも効果的です。


メドゥスイートの効能と利用法

サリチル酸塩、タンニン、フラボノイドなどの成分を含む花や樹皮は、下痢、胃炎、胸やけなどに効果があるといわれています。一般的には花穂を乾燥させてハーブティーに用いることが多く、解熱、発汗、利尿作用などの効果があります。また、芳香のあ花はポプリに、根は赤褐色の染料にも使われます。

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