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ハーブ植物図鑑 ラムズイヤー(ワタチョロギ)

ハーブのアイコン学 名:Stacys byzantina K.koch(スタキス ビザンティナ)
ハーブのアイコン科 目:Labiatae(シソ科スタキス属)
ハーブのアイコン原産地:ヨーロッパ南部、イラン

ラムズイヤーは、シソ科スタキス属の1種で、ヨーロッパ南部、イランに分布する多年草です。全草が銀灰色のやわらかい毛に覆われているのが特徴で、和名のワタチョロギや「羊の耳」という意味の英名も、その形状からつけられました。
匍匐茎を伸ばして広がり、常緑の葉は長さ10cmほどの卵形で独特の色合いと質感をもち、夏に花茎を立ち上げて上部に薄紫色の小花を穂状花序に咲かせます。古くは生葉が虫刺されや湿布薬に利用され、現在では乾燥された花や葉が装飾に用いられますが、日本では昨今のガーデニングブームをきっかけに、花壇やコンテナガーデンなどに使われて急速に普及しました。園芸品種には、花がピンクの‘オリンピカ'、葉がより銀色に近い‘シルバーカーペット'などがあります。
ちなみに、欧米で昔から薬草として用いられてきたベトニー(スタキス・オッフィキナリス、和名カッコウチョロギ)や、日本や中国で地下茎を食用にするチョロギ(スタキス・シーボルディー)なども、ラムズイヤーと同じスタキス属の植物です。



ラムズイヤーの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
耐寒性があり、地植えにもプランター栽培にも向くハーブですが、高温と多湿に弱いので、過湿を避け、できるだけ涼しく夏越しさせることがポイントです。 植えつけの適期は4月または10月。苗を入手して育てるのが一般的で、庭やプランターに15〜20cm間隔で植えつけます。地植えの場合は、花壇の縁取りや高畝にするなどして、水はけと風通しをよくし、プランター栽培の場合は、梅雨時は雨の当たらない軒下に取り込んで、株が蒸れるのを防ぐことが大切です。
ハーブ小アイコン生育温度
適温は15〜25℃。高温多湿を嫌い、乾燥した環境を好みます。
ハーブ小アイコン手入れ
株が込み合うと蒸れて弱るので、花後に花茎を根元まで切り戻し、風通しをよくします。寒冷地では、株元を落ち葉などでマルチングし、防寒をしたほうがよいでしょう。
ハーブ小アイコン日照
年間を通して風通しのよい日向、または半日陰で育てましょう。
ハーブ小アイコン水やり
地植えの場合は、植えつけてから根づくまでの約2週間と夏の乾燥期に、表土が乾いたらたっぷりと与える以外は、とくに水やりの必要はありません。プランター栽培の場合は、過湿にならないよう注意しながら、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
ハーブ小アイコン
水はけのよい土を好みます。地植えの場合は、植えつけの2週間ほど前によく耕し、1uにつき堆肥と腐葉土を各4〜5L、苦土石灰をコップ1杯ほど混ぜ込んでおきましょう。プランター栽培の場合は、赤玉土7、腐葉土3の割合で混合したものに、用土10Lにつき小さじ1杯の苦土石灰を混ぜ込みます。
ハーブ小アイコン肥料
地植えの場合は、土づくりの1週間後に、1uにつきコップ1杯の緩効性化成肥料を施すだけで、追肥は必要ありません。プランター栽培の場合は元肥として、用土10Lにつき小さじ1杯の緩効性化成肥料を施します。追肥は4〜10月に、液体肥料を月1〜2回与えましょう。肥料が多いと育ちすぎて草姿が乱れるので、施肥は控えめにします。
ハーブ小アイコン植えかえ
匍匐茎を伸ばしてよく殖え、すぐに株が込み合ってくるので、地植えの場合は1年おきに、プランター栽培の場合は毎年、株分けをかねて植えかえましょう。適期は4月または10月です。
ハーブ小アイコン収穫時期
7〜9月に花や葉を収穫し、乾燥させてリースなどに利用しましょう

ラムズイヤーの殖やし方

実生または株分けで殖やします。採種は、花茎が枯れ始めた頃に花茎ごと切り取り、紙袋をかぶせて日陰に吊っておき、袋の底に落ちた種子を密閉容器に入れて冷暗所で保存しましょう。種まきの適期は4月または9月。バーミキュライトとピートモスの等量混合土を入れた育苗箱にばらまきし、間引きながら育て、本葉4〜5枚になったら定植します。
株分けの適期は4月または10月。植えかえ時に大きく育った株を2〜3等分し、植えつけと同じ要領で行いましょう。


ラムズイヤーの病気対策と害虫防止

◎春や秋に発生することが多いアブラムシは、数が少ないうちに捕殺しましょう。大量に発生した場合は、DDVP乳剤などの薬剤の散布が効果的です。

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