 | 学 名 | :Rheum rhabarbarum(レウム ラバルバルム) |
 | 科 目 | :Polygonaceae(タデ科レウム属 |
 | 原産地 | :シベリア南部 |
ルバーブは、紀元前のギリシャ時代からすでに食用として栽培されていたという歴史のあるタデ科の多年草。草丈は1〜2mで、夏に白や黄色の小さな花を多数つけます。原産地はシベリア南部で、日本には明治時代の始めに渡来しました。和名をショクヨウダイオウといい、漢方薬として使われているダイオウの近縁種です。
食用として使用できるのは、半円筒形をした長さ60〜80cmの葉柄。葉はシュウ酸を含み酸味がきついので適していません。
品種はそれほど多くなく、代表的なものとしては、芳香に富み、柔らかくて汁液を多く含んだ葉柄をもつ‘ビクトリア'、赤色を帯び美しさに優れた葉柄の‘マンモス・レッド'、アメリカやカナダで広く栽培されている‘マクドナルド'などがあげられます。
◆ルバーブの栽培ポイント◆
 | 栽培(難易度:★★★☆☆) |
大株に育つため、地植えが適しています。種まきは3月下旬〜5月下旬に行いますが、発芽には約25℃の温度を必要とするので、4月下旬までは日当たりのよい場所で育苗するのがベスト。その場合、5cm間隔で2〜3粒ずつ点まきし、発芽するまでは、ビニールなどで覆って温度を管理しましょう。10〜14日程度で発芽したあとは、本葉1枚のときに間引いて1本にし、本葉が2枚になったら5号のビニールポケットにいったん移植。さらに、本葉が3〜4枚に増えた時点で、定植するとよいでしょう。
いっぽう、気温が高くなってからは直まきしても問題ありません。その場合、種子は1個所に3〜4粒ずつ、60〜100cm間隔で点まきし、発芽後に2本に、本葉が1枚のときに1本に間引きましょう。
 | 生育温度 |
生育適温は10〜18℃。これより低温になると生長が妨げられます。
 | 手入れ |
定植後は敷きわらを施して病気の原因となる水やり時の泥はねを防ぐとともに、害虫の巣になりやすい雑草類の除去をこまめに行うことが大切。また、葉柄の生育をより促すために、2年目に入ったら、春のうちに花芽を除去するとよいでしょう。
 | 日照 |
日当たりのよい場所を好みますが、暑さに弱いので、7月中旬〜8月下旬には日除けを施します。
 | 水やり |
種まき、植えつけを行った直後はたっぷり与えますが、その以後は、表土が乾いてから与える程度で十分。生育時に多湿になると、立ち枯れてしまうので、注意しましょう。
 | 土 |
砂壌土7、腐葉土または堆肥3の割合で混合した、水はけがよく、肥沃な土を用います。
 | 肥料 |
元肥として、直まきまたは定植する1週間前に、ひと握りの粒状化成肥料と、ふた握りの油かすもしくは牛ふんを土に混ぜておきます。追肥は1か月に1回、株の周囲に粒状の化成肥料をひと握り施しましょう。なお、2年目からは、追肥の施肥料を2分の1〜3分の2程度に減らします。
 | 植えかえ |
植えかえは必要ありません。
 | 収穫時期 |
収穫が可能になるのは生育2年目からで、春から夏にかけて、葉柄が30cmほどに伸びたら収穫します。1度に多く取ると株の弱化につながるので、葉柄全量の半分を目安にするとよいでしょう。ちなみに、収穫した葉柄の利用法としては、皮をむいて数センチに切り、砂糖やレモン汁などを加えて煮込むジャムづくりが知られています。
◆ルバーブの殖やし方◆
実生も可能ですが、作業の簡単な株分けが一般的な繁殖方法です。春に大株を堀りあげ、1株に芽が1〜2個、根が10本ほどつくように株分けしましょう。
◆
ルバーブの病気対策と害虫防止◆
◎ウドンコ病が発生することがあるので、植えつけ前の用土に、石灰硫黄合剤を散布しておきます。
◎コガネムシの食害にあうケースがあります。成虫は発見しだい捕殺し、幼虫はスミチオンやディプテレックスなどの1000倍液を散布し、駆除しましょう。
年間を通して種子や苗、成株が購入できますが、店頭にはあまり出まわらないので、種苗店やハーブ専門店の通信販売を利用するとよいでしょう。
ハーブへの関心が高まったため、どこの園芸店でも容易に手に入ります。育てるスペースに応じて立性が半匍匐性か匍匐性かを決め、枝数の多い苗を選びましょう。
園芸店で苗を購入する場合は、葉の緑色が濃い根張りのしっかりした株を選びましょう。葉が枯れたりしおれているもの、しっかり根づいていないものは避けます。
ルバーブの苗や鉢は店頭にあまり出まわらないため、春先に種子を購入して栽培します。