 | 学 名 | :Cymbopogon citratus Staph.(キンボポゴン キトゥラツス) |
 | 科 目 | :Gramineae(イネ科キンボポゴン属) |
 | 原産地 | :インド南部、スリランカ |
葉や茎にレモンのような爽やかな香りがあることからこの名がついたレモングラスは、ハーブティーや料理だけでなく薬用にも利用できる、たいへん用途の広いハーブです。香りのものになるシトラールという芳香油を多量に含んでおり、香水の原料としても栽培されています。新鮮な葉で入れたすがすがしい香りのレモングラスティーは消化作用があるだけでなく、駆虫作用や貧血にも効果があります。
タイ料理のスープ、トムヤンクンやカレーなどエスニック料理の風味づけには欠かせないハーブで、魚や肉の生臭さを消すためには根元の少しふくらんだ部分を細かく刻んで利用します。また、精油は殺菌効果もあるのでニギビの治療にも使用されます。生の葉をそのまま浴槽に入れて浴用剤がわりに用いたり、編んでコースターや花瓶敷きをつくったり、また乾かした葉はポプリにと、さまざまな楽しみ方ができるハーブといえるでしょう。
◆レモングラスの栽培ポイント◆
 | 栽培(難易度:★★★☆☆) |
イネ科の非耐寒性の多年草なので、寒さには弱く、冬越しに注意が必要です。逆に高温や直射日光、感想には強く、やせた土地でもよく育ちますが、庭植えの場合はなるべく北風や霜が当たりにくい場所を選んで植えるようにしましょう。
 | 生育温度 |
10℃以上が生育に適した温度です。
 | 手入れ |
暖地で越冬させる場合は、根元が凍結するのを防ぐために、地際から10〜15cmぐらい株を残して葉をばっさり刈り取り、敷きわら、もみ、腐葉土、落ち葉などで地際をマルチングしてやりましょう。一般的には霜が降りる前に鉢あげして室内で管理するのがよいでしょう。
 | 日照 |
日当たりと通風のよい場所を好みます。
 | 水やり |
庭植えの場合も鉢植えの場合も表土が乾いたらたっぷりと与えます。とくに植えつけ後の生育期には多めに与えましょう。
 | 土 |
水はけのよい場所であればとくに土質は選びません。鉢植えの場合は、赤玉土、腐葉土、川砂を混ぜ込んだ用土を使いましょう。
 | 肥料 |
短期間で勢いよく伸びるので、植えつけ開始の4月から収穫終了の10月ごろまで月に1〜2回の割合で油かすやハイポネックスなどの液肥を与えます。元肥には完熟堆肥を用いましょう。
 | 植えかえ |
植えかえの必要はありませんが、庭植えの場合は越冬のために収穫後鉢あげして室内に移すのがよいでしょう。
 | 収穫時期 |
5〜10月。定植後、葉が30cmぐらいに伸びたら収穫できます。ドライにして保存する場合は真夏に株元だけ残して葉を刈り取り、5〜6本の束にして室内で乾かします。ハーブティーにするには乾かしたものを1cmぐらいに切ったものを用いるほうが風味が出ます。
◆レモングラスの殖やし方◆
熱帯アジア原産のため、日本では花を咲かせて種子を収穫するということがむずかしいので、春に株分けで殖やします。越冬させた株の葉を根元から1本ずつ切り分け、挿し芽の要領で土に差し込むように植えましょう。春から初夏に園芸店に出まわる苗をプランターで育てる場合は30cmぐらいの間隔で植えつけます。
◆
レモングラスの病気対策と害虫防止◆
◎ほとんど必要ありません。
年間を通して種子や苗、成株が購入できますが、店頭にはあまり出まわらないので、種苗店やハーブ専門店の通信販売を利用するとよいでしょう。
ハーブへの関心が高まったため、どこの園芸店でも容易に手に入ります。育てるスペースに応じて立性が半匍匐性か匍匐性かを決め、枝数の多い苗を選びましょう。
園芸店で苗を購入する場合は、葉の緑色が濃い根張りのしっかりした株を選びましょう。葉が枯れたりしおれているもの、しっかり根づいていないものは避けます。
ルバーブの苗や鉢は店頭にあまり出まわらないため、春先に種子を購入して栽培します。