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ハーブ植物図鑑 ワイルドストロベリー

ハーブのアイコン学 名:Fragaria vesca L.(アラガリア ウェスカ)
ハーブのアイコン科 目:Rosaceae(バラ科フラガリア/イチゴ属)
ハーブのアイコン原産地:ヨーロッパ、アジア

和名でエゾノヘビイチゴと呼ばれるワイルドストロベリーは、ヨーロッパからアジアにかけて自生し、北海道には帰化植物として野生化している多年草です。
ヨーロッパでは古くから葉がハーブとして利用され、そのハーブティーは、下痢や消化機能不全、通風に薬効があり、また、果実はミネラルが豊富で、血液の浄化や鎮静効果があると同時に、変色した歯を白くし、歯垢を取り除く作用もあるといわれています。

茎は針金状で赤く、草丈は25cm前後。茎のつけ根から多数のランナーが地を這って伸び、その先に子株が育ちます。鮮緑色の葉は、長さ5cm程度の楕円形で、鋸のような切れ込みがあり、5〜6月に咲く花は、直径5mmほどで、中央部は黄色く、それを取り巻く5枚の花弁は白色です。また、花後につく果実は、市場に出まわるオランダイチゴよりやや小さめですが、甘酸っぱい芳香と、強い甘味が好まれています。
草姿も美しく、可憐な花や真っ赤な果実などが春から夏にかけて楽しめるので、庭の彩りや室内のインテリアにも最適です。



ワイルドストロベリーの栽培ポイント

ハーブ小アイコン栽培(難易度:★★☆☆☆)
耐寒性・耐暑性ともにすぐれているので、地植え・鉢植えともに可能です。 種まきの適期は3月下旬〜5月。種子は非常に細かいので、平箱に湿らせた小粒の赤玉土を入れ、ばらまきしましょう。覆土はせずに、種子を軽く押さえ、上に新聞紙をかぶせておきます。発芽までは土を乾かさないように管理しますが、上から水やりすると種子が流れるので、水を張った容器に平箱ごと浸し、下から吸水させるとよいでしょう。発芽後、子葉が開いたら込み合ったところを間引き、本葉が2〜3枚になったら、隣り合う苗の葉が重ならないように間引きます。4月上旬〜中旬、本葉が5〜6枚出たところが植えつけの適期で、地植えの場合は株間を20〜25cmとり、鉢植えの場合は6号鉢に1本植えにしましょう。どちらも定植後は、たっぷりと水を与えます。 なお、購入した苗や成株は、根鉢の土を2〜3cmほど落としてから植えつけましょう。
ハーブ小アイコン生育温度
適温は15〜25℃。夏越し・冬越し対策は必要なく、年間を通して戸外で育てられます。
ハーブ小アイコン手入れ
生長するにつれ横に広がるので、余分なランナーは随時つけ根から切り取ります。
ハーブ小アイコン日照
半日陰でも育ちますが、日光に当てたほうが花つき・着果がよくなるので、日向で管理しましょう。
ハーブ小アイコン水やり
地植え・鉢植えとも、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、過湿になると根腐れを起こすことがあるので、鉢植えの場合は、受け皿に水を溜めたままにしないよう注意しましょう。
ハーブ小アイコン
水はけ、水もちともによく、肥沃な土を好みます。中粒または小粒の赤玉土7、腐葉土3の割合で混合し、鉢植えの場合は、鉢底にゴロ土を入れるとよいでしょう。
ハーブ小アイコン肥料
元肥として、地植えの場合は、1uにつき4〜5Lほどの堆肥を混ぜ込み、鉢植えの場合は、用土10Lにつき30gの緩効性化成肥料を施します。追肥はどちらも、4〜6月に月1回、1000倍に薄めた液体肥料を与え、さらに、寒肥として1月〜2月中旬に1回、1株につき1〜2粒、油かすの団子を置肥します。
ハーブ小アイコン植えかえ
長期間植えたままにしておくと、株が衰え、花つきが悪くなるので、地植え・鉢植えとも、2〜3年に1回植えかえます。適期は4月上旬〜中旬です。
ハーブ小アイコン収穫時期
葉を利用する際は、5〜6月に若葉を摘み取り、ざるや網の上に重ならないように並べます。風通しのよい場所で自然乾燥させ、さらに白熱灯を当てて完全に乾かしましょう。乾燥が不十分な葉には、毒性があるので注意が必要です。果実の収穫適期は、花後から8月ごろまで。赤く熟したものから随時摘み取って、早めに生食するか、ジャムやジュースなどに加工しましょう。

ワイルドストロベリーの殖やし方

実生も可能ですが、株分けで殖やすほうが手軽です。株分けの適期は5〜6月。ランナーの先に育った子株の葉が2〜3枚になったら、親株の株元から切り離し、定植しましょう。


ワイルドストロベリーの病気対策と害虫防止

◎ナメクジは、新芽やつぼみ、果実を食害します。日没後4〜5時間たってから活動するので、見つけ次第捕殺しますが、鉢植えの場合は、鉢縁の外側に両面テープを張りつけておくと侵入を防げます。

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